美容鍼には、自律神経を調整する効果が期待できると言われています。日頃のストレスや疲れなどから、自律神経系が不調になりがちです。近年は、デジタルデバイスの使用時間が増え、自律神経に不調をきたす方が増えています。
美容鍼による刺激によって自律神経を整えていく方法や、自律神経の機能、自律神経を整える生活習慣などをご説明します。
自律神経はどのような神経?
働き
自律神経の乱れが気になる昨今、それではなぜ自律神経が乱れると体調不良になってしまうのか考えてみましょう。
まず自律神経とは、消化器や呼吸器などの器官の働きを調整し、生きていく上で欠かせない動きを調整する神経です。そのため、自律神経が乱れると、身体的な不調や精神面での不調が生じます。
種類
自律神経は2種類に分別され、その働きも異なります。交感神経と副交感神経は、互いに拮抗しながら、体内での働きを交互に活性化します。
交感神経は、主に、日中に活発に働き、身体または体内器官を活動的にします。
副交感神経は、主に、日没前後から夜間に活発になります。交感神経とは反対に、リラックスや睡眠など、身体の休息に関わる神経です。
夜になかなか眠れないのは、交感神経が活発に働きすぎているからかもしれません。一方、日中に眠くて勉強や仕事が捗らないのであれば、副交感神経が日中にも関わらず優位になってしまっている可能性があります。
日常生活の工夫で自律神経を整える方法
自律神経が乱れる原因は、ストレスであると言われています。
なぜなら、ストレスに対処するために、交感神経が活発に動き始め、交感神経の活動時間が長く続くためです。そして、休息をつかさどる副交感神経の働きが弱くなり、身体が疲れている、休まらない状態が長引き不調を招いてしまします。
ストレスだけでなく、不規則な生活や加齢によっても、自律神経の乱れを感じることはあります。
それでは、日常生活で自律神経を整えるために、自分でも取り組めることはなんでしょうか。
例えば、趣味の時間を作る、リラックスできる入浴法を試す、エクササイズをする、睡眠環境を整える、栄養バランスを考えた食事をとるなど、生活リズムが整う習慣を身につけることが大切です。
これらの習慣を続けることで、自律神経が乱れにくい身体が出来上がります。
美容鍼が自律神経を整える仕組み
美容鍼では、顔に鍼を使用し、顔にあるツボを刺激することで、自律神経の乱れを徐々に緩和します。施術時には、鍼の刺激が副交感神経の働きを高めるため、過度な交感神経の働きが抑えられ、十分にリラックスできる体内環境が整います。
鍼施術には、皮膚の真皮層に刺激を与えて肌の再生力などを活性化させる目的だけでなく、自律神経を整える効果も期待できます。
肌の悩みも、睡眠の質や疲れ、ストレスからきているかもしれません。美容鍼では、自律神経を整えることで、眠りを改善し、疲れやストレスを緩和します。お肌だけでなく、体調ケアにもアプローチできる施術です。
まとめ
ストレスを感じやすい現代社会では、日常生活にどんなに気を使っていても不調を招く原因にさらされています。
規則正しい生活を心がけ、さまざまな日常ケアをしていても、自律神経が乱れているような気がする…。そんなときには、鍼治療を加えてみるのも一案です。
Beeneハリラボ仙台長町店で提供している美容鍼は、顔や肌への効果だけを期待するものではありません。美容鍼を使用する顔には、自律神経に関わるツボが存在します。また、美容鍼にヘッドスパやマッサージをあわせることで、美容鍼の効果を高め、リラックスできる環境で自律神経の乱れを緩和していきます。
毎日のケアにプラスアルファの、鍼によるケアを取り入れてみませんか。
執筆者:Beene鍼灸師